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ランドセルの買い方

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子育てをしていると色々と知らないことに出会います。ランドセル購入もその一つでした。

友人のお子さんが長女より一つ上なのですが、小学校入学の一年くらい前にランドセルを購入したと聞きました。当時私は小学校入学までに買えば良いものだと思っていたので、早すぎるんじゃないないかなという印象でした。年中から年長の一年の間には子供の好みも変わりそうです。

しかしこの考えは誤りだったのです。長女が年中の終わり頃、幼稚園からランドセルの広告が配られたのですが、まだ先の話だとのんきにしていました。年長になってなんとなく調べてみると、既に人気メーカーには売り切れのモデルも出ていて、出遅れてしまっていることに気づいたのです。

今回はそのような反省も踏まえ、ランドセル選びについてご紹介したいと思います。

ラン活とは

皆さんはラン活という言葉をご存じでしょうか?

小学校入学を控えた子供にランドセルを購入するための活動、「ランドセル活動」を略した言葉だそうです。私は娘のランドセル購入を検討する時まで知りませんでしたが、広く知られている言葉のようです。

ラン活とは具体的にメーカーのカタログを取り寄せたり、展示会に行ったりして購入するまでの一連の活動を指します。近年は様々な素材、デザインや機能を持ったランドセルが登場したことや、少子化の影響で子ども一人にかけるお金が増え、良いランドセルを持たせたいという親御さんが増えたこと、インターネットやSNSで情報を広く集められるようになったことなどから、人気メーカーは早々に売り切れてしまうほど年々過熱しています。

ラン活はいつ始める?

ではラン活はいつから始めたらよいのでしょうか。

ズバリ購入時期は”入学一年前”の2月~4月。

昔は小学校入学直前の3月が購入のピークでしたが、今は入学一年前の5~8月がピークと言われています。高級ブランドや工房系は入学一年前の3月に販売開始され、人気モデルは発売後まもなく売り切れてしまうため、早めに購入したいところです。

その前年の9月頃にカタログ請求が受付開始され、11~2月に展示会があります。人気モデルを購入したい方、展示会で現物を確認したい方は事前に情報収集する必要があります。

  • 9月 カタログ請求受付開始
  • 11~2月 新作発表&展示会
  • 2~3月 注文受付開始
  • 5~8月 予約ピーク
  • 12~3月 売れ残りの値引き

みんなのデータ

ランドセル工業会のHPランドセルクラブにて毎年ランドセル購入に関する調査を行っています。

2024年4月に小学校に進学する児童に関する調査について、いくつか引用させていただきます。

男児 1位:黒51.4% 2位:紺17.5% 3位:青13.3% 4位:緑4.7% 5位:薄茶2.8%

女児 1位:紫/薄紫28.5% 2位:桃21.0% 3位:水色16.8% 4位:赤10.6% 5位:薄茶7.7%

購入時期

購入時期のピークは5月。4月以前に購入しているのは全体の15%程度。

購入金額

平均金額59,138円。65,000円以上37.6%、55,000円~65,000円未満22.5%で、55,000円以上で60%を占める。

こだわらなければイオンやイトーヨーカドーでも買える

人気モデルは早くに売り切れてしまうという話をしましたが、ブランドやモデルにこだわるのはあくまでも親の自己満足です。子どもはそんなところは気にしていませんので、好きな色かどうか、見た目がカッコいい・かわいいというくらいの感覚で喜んでくれます。

そのため、親がこだわらなければ色んなメーカーのモデルが陳列されているイオンやイトーヨーカドーで購入しても全然構わないと思います。

ただ私は「人と被らないのが良い」とか「品質が良いのが欲しい」といったこだわり(自己満足)で工房系ランドセルを購入しました。

工房系も価格はピンキリなのですが、モデルによってはイオンやイトーヨーカドーで売られている量産品ともそんなに価格差がないため、どうせなら良いものを買ってあげたいと考えたのです。

ランドセルメーカー一覧

国産ランドセルメーカーはたくさんあるのですが、ここでは特に人気のあるものを紹介します。

メーカーによって機能やデザイン、価格だけでなく、保証期間や無償修理の対応範囲も異なりますので、皆さまの気に入ったメーカーを探してみてください。

工房系

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土屋鞄製作所

1965年創業。工房系で一番人気。レトロな雰囲気・カラーでオシャレ。8万円台~。

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池田屋

1950年創業。人工皮革と天然皮革を合わせて軽さを実現するなど、機能性が高い。4万円台~。

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鞄工房山本

1949年創業。製作工程全てを奈良の自社工房で行う。刺繍や二色など個性的なモデルが多い。5万円台~。

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黒川鞄工房

1895年創業。本革にこだわり、シンプルなデザインと高級感。7万円台~。

その他、萬勇鞄、堀江鞄、中村鞄製作所、村瀬鞄行など、たくさんの工房系メーカーがあります。

専門メーカー

ハシモト(フィットちゃん) 背カンやクッションの工夫により背中にフィットし軽く感じる。

協和(ふわりぃ) 現在ランドセルの主流となっている人工皮革クラリーノを業界初採用した。

セイバン(天使のはね) TVCMでもお馴染み。ランドセルシェア3割を占める。重心を上げて楽に背負える。

流通系

イオン 大容量で背負いやすい「かるすぽ」。フィットちゃんやふわりぃ、天使のはねなども取り扱う。

イトーヨーカドー 開け閉めが簡単な「くるピタ」。サーティワンとのコラボモデルもあり。天使のはねなども取り扱う。

ニトリ ポリエステル製は1万円台からと格安。

我が家は黒川鞄

我が家は長女のランドセルを黒川鞄で購入しました。

飽きの来ない昔ながらのデザインと高品質感、更にはすぐに売り切れてしまう程の人気と希少性に惹かれたのが購入を決めた理由です。5月初旬にHPを見た時は既に売り切れているモデルもありましたが、予算に見合ったモデルを購入することができました。

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父が昔ながらのデザインが好きなため、色は赤にしました。当初長女はピンクやキラキラのものがかわいいと言っていたのですが、4~5歳の子どもの好みで選んでしまうと、本人も大きくなった時に後悔する可能性があるので、完全に子どもの好みで決めるのはお勧めしません。

我が家は日々やんわりと「このメーカーのランドセルは大きくなっても使えそうだね」とか、「赤のランドセルって女の子っぽくてかわいいね」と会話し、徐々に誘導しました(笑)

土屋鞄もデザインがオシャレで魅力的なのですが、幼稚園で配られた広告が土屋鞄だったことから、マーケティングに力を入れていて選ぶ方が多いのかなと思ってやめました。

おわりに

ランドセルはこんなに早く買う必要があることを知らない方も多かったのではないでしょうか。6年間も使うものなので、よく選んで購入してあげたいですね。

これからランドセルを購入される方に本記事が参考になれば嬉しいです。

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