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おもいでばこで写真管理

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スマホに写真が溜まっていませんか

子供が生まれるとスマホの写真フォルダは子供の写真ばかりになってしまいますね。しかもつい同じ画角の写真を何枚も撮ってしまって、似たような写真(というかほぼ同じ写真)が何百枚、何千枚と整理されずに並んでいました。

スマホを新しいものに買い替えると前のスマホに入ってている写真は見なくなってしまいます。また夫が撮った写真は夫のスマホに、私が撮った写真は私のスマホにあり、共有されていませんでした。

この状況を改善して家族みんなで写真を見て振り返れるようになりたいと思い、写真管理アプリや機器を比較・検討しました。その結果我が家で選んだのは「おもいでばこ」です。

iCloudやGoogleフォトのリスク

スマホで撮った写真を気軽にバックアップできるのはiCloudやGoogleフォトといったクラウドで管理するアプリです。iPhoneやAndroidではアカウント登録すると簡単にアップロードすることができます。しかしこれらは同期してるだけなんですね。スマホの写真フォルダが整理されていないと、整理されていない写真がクラウドにアップロードされるだけなのです。つまりバックアップとしては良いのですが、整理して管理したいという目的には合いませんでした。

またこれらのアプリの決定的な問題は、Googleの規約に抵触した写真をアップロードすると規約違反により突然アカウントが削除されるリスクがあるということです。Twitterやブログに書かれている報告によれば警告もなくある日突然アカウントが削除され、Googleフォトだけでなくアカウントに紐付いていたGmailやGoogle driveもまとめてBANされるという恐ろしい事になります。

長年撮りためた家族の写真を一瞬にして失うリスクがあるということです。

「規約を破らなければいい」と考える方もいるでしょうが、難しいのは子供がいる家庭です。Googleには次のような規約があります。

【児童の性的虐待と搾取】

【同意のない露骨な画像】

これらは児童ポルノに該当するものを違反と規定しているのですが、赤ちゃんの頃に沐浴させた写真、幼児の頃に父親と一緒にお風呂に入った写真といった家族にとっては素敵な思い出であっても規約に抵触してしまいます。GoogleのAIが家族かどうかは関係なく疑わしい画像を検出しており、一発でBANと自動判定してしまうのです。

また裸の画像でなくとも水着でプールに入っている画像でもBANされるそうです。恐ろしすぎますね。

私も写真を振り返ったら風呂上がりに遊んでいる子供たちの写真や、赤ちゃんの頃に祖母が沐浴してくれた写真がありました。これらの思い出は消したくなかったし、全て探し出して消すのは困難だと判断したのでクラウドでの管理はリスクが高いと判断しました。

※アカウントBANされてGoogleと長い交渉の末に復活したひとぅブログさんの経験談はこちら

我が家はおもいでばこ

そこで我が家が選んだのはバッファローのおもいでばこです。おもいでばこは写真や動画等のメディア管理専用のHDDで、無線で繋いでスマホやPCからデータを送ることができ、自動で日付毎に整理してくれる便利な機器です。

以下おもいでばこのメリットを紹介します。

データを一元管理できる

おもいでばこはアプリをインストールし連携させた機器から繋ぐことができます。父、母のスマホからアクセスして保管すればそれぞれ撮った写真が共有されます。また昔撮影してPCに保管している写真がをあった場合、そのPCにアプリをインストールすれば直接送ることができますし、古いPCでアプリが対応していなかったとしても、SDカードやUSBメモリからまとめて取り込むこともできます。

このように父親や母親のスマホ、今は使っていない昔のスマホやデジタルカメラ、PC等のデータを一元管理することができるのです。

自動で整理してくれる

写真や動画のデータは通常日時の情報を持っているため、データを取り込むと自動でカレンダーに整理してくれます。

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後から日記のように何月何日にどんなことがあったか振り返ることができるので嬉しいですね。日時での振り分けは自動でされますが、それ以外に名称を付けてフォルダ分けすることも可能です。我が家では保育園フォルダや幼稚園フォルダを作り分類しています。

テレビで写真を見ることができる

付属のHDMIケーブルをテレビに繋ぐとおもいでばこの写真をテレビで見ることができます。この機能のおかげで画像みんなで一緒に写真を見て思い出を振り返ることができます。スライドショー機能があるので、何年何月の写真を自動で流したり、幼稚園フォルダの写真を自動で流したりといったことができます。

それ以外に「おもいで散策」という機能があり、保存したデータの中からランダムに選んで表示してくれます。これが面白くて最近では見なくなった結婚前の夫とのデート写真や、子供が赤ちゃんだったころの写真、公園に遊びに行った日常の思い出等を振り返ることができます。

また写真を撮り振り返ることは、子供に取って自己肯定感が向上することはさまざまな研究で言われており、この論文によれば自分と他者で視点が異なること知ることが他者理解につながる可能性も述べられています。

おもいでばこラインナップ

おもいでばこはラインナップが多いので下に整理します。

PD-2000シリーズはスマホ4K対応モデル、PD-1000シリーズはベーシックモデルです。その中で容量と保証期間の違い(信頼性の高いHDD採用有無)で価格が異なります。

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PD-2000-V
3年保証
PD-2000
1年保証
PD-2000-E
1年保証
PD-1000S
1年保証
4TBPD-2000-XL
61,800円
2TBPD-2000-LV
49,800円
PD-2000-L
45,800円
PD-2000E-L
39,800円
PD-1000S-L
(情報なし)
1TBPD-2000-V
38,800円
PD-2000
34,800円
PD-2000E
PD-1000S
(情報なし)
2024年4月調査価格 (LANケーブル接続モデルは割愛)

我が家は2020年にPD-1000Sを購入しました。当時は確かPD-2000シリーズと3年保証モデルはなかったと思います。2TBと1TBがありますが、日々の写真や動画で数年の間に1TBを超えることはないであろうことと、HDDの開発は日進月歩で数年の間に容量は上がり価格は下がる世界なので、もし容量不足になったらその時に買い替えるのが良いと判断しました。

なお容量の目安は以下の通りです。

写真1枚あたりの目安1TBあたりの保存枚数
スマホ約2~3MB約30万枚
デジカメ約3~8MB約15万枚
一眼レフ約8MB~約10万枚
動画1本あたりの目安1TBあたりの保存時間
スマホ(Full HD)約60MB約270時間
スマホ(4K動画)約400MB約42時間
デジカメ(Full HD)約180MB約90時間
一眼レフ(4K動画)※1約600MB~約30時間
おもいでばこHP「容量選びに迷ったら」

バックアップは必須

おもいでばこは電子機器なので故障のリスクに備える必要があります。おもいでばこ本体の基盤が故障し起動しなくなる可能性や、衝撃や経年劣化によりHDDが故障する可能性もあります。昔と異なり写真は印刷して保管する必要がなくなり、電子データで保管できるのは大変便利なのですが、突然の故障で一瞬にしてデータを失ってしまうリスクがあるのが怖いところです。

そのためおもいでばこのバックアップ機能を使い必ずバックアップを取るようにしましょう。おもいでばこの販売メーカーバッファローを含め、HDD修復サービスを行っている会社は様々ありますが、費用も時間もかかりますし、状況によっては最悪復旧できないこともあります。また家族の写真データをよそに預けるのは気持ち悪いですよね。

バックアップ方法はとても簡単で、外付けHDDを本体に接続すると、毎回電源を切る際に自動でバックアップを行ってから停止します。手動でバックアップすることもできますが、私は普段意識することなく自動バックアップに任せています。

バックアップ用のHDDはおもいでばこの公式サイトで販売されている専用HDDがあります。

メーカーHPにはその専用HDDは動作確認を行っているものだそうですが、実際は他のHDDでも動作確認されていないだけで使うことは可能です。専用HDDは一般のものに比べて割高だったので、私は一般のHDDを購入しました。

ネットで調べた専用HDDの代替として使えるものは以下のものです。私はおもいでばこの容量が1TBなのでHD-PCFS1.0U3-BBAを購入しました。

写真管理のコツ

アップロードする写真は選ぶ

スマホで写真を撮るとき、つい同じ画角で何枚も取ってしまいますよね。子供の写真となるとベストの瞬間を収めようと枚数が多くなりがちです。スマホのアルバムを見ると我ながら同じような写真が並んでいるなと思うのですが、特に子供の写真はどの瞬間も可愛かったりして、なかなか消すことができなかったりします。

ただおもいでばこにアップロードするときが整理のチャンスです。スマホの中からどの写真をアップロードするか選択するので、同じ画角の中から特に残したい写真だけを選んでアップロードすることをお勧めします。というのもおもいでばこはTVに繋いで家族みんなでスライドショーを眺めたりするのですが、同じような写真が続くと面白くないですから。この方式でしたらおもいでばこの容量も圧迫しませんし、スマホには容量いっぱいまで残しておくことができます。(スマホ買い替えたら見ないんですけどね)

この際のポイントは、思い出を貯めないで日々アップロードすることです。土日でお出かけしたらそれなりに写真の枚数は貯まると思うので、なるべく早くアップロードしましょう。二週、三週と貯めると枚数が膨らんで億劫になりますし、早いうちだと記憶が鮮明なので「この写真を残したい」というのが決まりやすいです。(我が家は私が面倒くさがりなので夫が写真係なのですが、日曜の夜寝る前にコツコツアップロードしているようです )

紙の写真や子供のお絵描きはスキャン

幼稚園の集合写真や旅行先で購入した記念写真など、データでなく印刷したものしか入手できない場合があります。これらを引き出しに保管している方も多いと思いますが、スマホやおもいでばこ以外の写真はなかなか見る機会が無くなってしまうんですよね。そこでお勧めがスキャンしてデータ化することです。どこのコンビニでもアプリを使えばスキャンすることができるので、それをおもいでばこにアップロードしましょう。

  • セブンイレブン →「セブン-イレブン マルチコピー」
  • ローソン、ファミリーマート →「PrintSmash」

また子供が家で描いたお絵描きや、幼稚園から持って帰ってきたお絵描きも思い出として残したいですよね。これもスキャンすることでデータ化が可能です。その他幼稚園で製作したものもお家にどんどん増えていって部屋が雑然としてしまうのですが、私は写真として残してなるべく廃棄するようにしています。しまっておいても絶対に取り出して見ることはないので、おもいでばこに入れておいた方が「スライドショー」や「おもいで散策」といった機能で目にする機会があるはずですよ。

おもいでばこ購入

おもいでばこの購入先を紹介します。

PD-2000-V 3年保証

  • 2TBモデル PD-2000-LV
  • 1TBモデル PD-2000-V

PD-2000 1年保証

  • 4TBモデル PD-2000-XL
  • 2TBモデル PD-2000-L
  • 1TBモデル PD-2000

PD-2000-E 1年保証

  • 2TBモデル PD-2000E-L
  • 1TBモデル PD-2000E

おわりに

今回はおもいでばこを紹介しました。テレビで子供と一緒に写真を振り返ったり、「おもいで散策」機能で昔の写真を見るのは、とても楽しいのでおすすめです。我が家の思い出はすべておもいでばこに詰まっているので、夫は万が一火事になったらおもいでばこだけ抱えて逃げると言っています(笑)。

写真はスマホの中に眠っているだけではもったいないので、おもいでばこで管理しましょう。

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